賃貸でも貼れる壁紙の選び方|原状回復できるDIY方法

賃貸住宅の白い壁を眺めながら、「もっとおしゃれな部屋にしたい」と思ったことはありませんか。壁紙を変えれば部屋の雰囲気は劇的に変わりますが、退去時の原状回復が心配で一歩踏み出せない方も多いでしょう。この記事では、実際の賃貸DIY経験をもとに、原状回復できる壁紙の選び方から失敗しない貼り方まで、初心者でも安心して取り組める方法を徹底解説します。

賃貸で壁紙を貼る前に知っておくべき原状回復の基礎知識

賃貸住宅で壁紙DIYを始める前に、まず理解しておくべきなのが原状回復義務です。この知識がないまま施工を始めると、退去時に思わぬトラブルに発展する可能性があります。

原状回復義務の範囲とは

国土交通省のガイドラインによると、原状回復とは「借主の故意・過失によって生じた損耗を元に戻すこと」と定義されています。通常の生活で生じる経年劣化や自然損耗は借主の負担にはなりません。

壁紙に関しては、以下のような区分になります:

  • 借主負担:タバコのヤニ汚れ、釘やネジの穴、落書きなどの故意的な損傷
  • 貸主負担:日焼けによる変色、画びょうやピンの小さな穴(下地ボードに達しない程度)

つまり、壁に跡を残さない方法で壁紙を貼れば、原則として原状回復義務は発生しないと言えます。

大家さんに確認すべき3つのポイント

法律上は問題なくても、契約内容や大家さんの意向によっては制限がある場合があります。トラブルを避けるため、以下の3点を事前に確認しましょう:

  1. 壁面への施工許可:「剥がせる壁紙を使用したい」と具体的に伝える
  2. 退去時の確認方法:どの程度まで原状回復すれば良いか明確にする
  3. 禁止事項の有無:マスキングテープや両面テープの使用可否を確認

不動産管理会社によっては、「壁に一切手を加えないでほしい」という方針の場合もあります。メールや書面で記録を残しておくと安心です。

退去時にトラブルにならない壁紙の条件

原状回復でトラブルにならないためには、以下の条件を満たす壁紙を選ぶことが重要です:

  • 簡単に剥がせる:粘着力が強すぎず、ゆっくり剥がせる
  • 跡が残らない:剥がした後に粘着剤が壁に残らない
  • 下地を傷めない:元の壁紙や塗装面を傷つけない

具体的には、「賃貸OK」「原状回復可能」と明記された商品を選ぶのが最も確実です。メーカーによっては賃貸住宅での使用を保証している製品もあります。

賃貸で使える壁紙の種類と選び方

賃貸住宅で使える壁紙には、いくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、自分の状況に合ったものを選びましょう。

シールタイプ(フリース壁紙)

最も人気が高いのがシールタイプの壁紙です。裏面に弱粘着の糊が付いており、保護シートを剥がして貼るだけで施工できます。

メリット:

  • 初心者でも扱いやすい
  • 貼り直しが可能(粘着力が適度なため)
  • デザインが豊富
  • 剥がす際に壁を傷めにくい

代表的な商品には壁紙屋本舗の「はがせる壁紙RILM」や、ニトリの「はがせる壁紙シート」などがあります。価格は1㎡あたり500-1,500円程度です。

マスキングテープ+両面テープ方式

この方法は、壁を一切傷めたくない方に最適です。まず壁にマスキングテープを貼り、その上に両面テープで壁紙を固定します。

施工手順:

  1. 壁面に幅広のマスキングテープを貼る
  2. マスキングテープの上に強力両面テープを貼る
  3. 壁紙を両面テープで固定する

この方法なら、通常の壁紙(糊なしタイプ)も使用可能になります。ただし、施工に手間がかかる点がデメリットです。材料費は6畳で3,000-5,000円程度追加されます。

ホッチキスで貼るタイプ

壁美人などの製品を使い、ホッチキスの針で壁紙を固定する方法もあります。針穴は非常に小さく(0.5mm程度)、退去時の原状回復でも問題視されないケースが多いと言われています。

特徴:

  • 粘着力の心配がない
  • 重量のある厚手の壁紙にも対応
  • 針穴は目立たず、補修も簡単

ただし、石膏ボード以外の壁面には使えない点に注意が必要です。

絶対NGな壁紙の種類

賃貸住宅では絶対に使用してはいけない壁紙があります:

  • 本格的な糊付き壁紙:プロ用の強力な糊は剥がす際に元の壁紙まで破損させる
  • 粘着力が強すぎるシート:「永久接着」「強力粘着」などの表記がある製品
  • 塗装タイプ:ペンキや壁紙塗料は原状回復が非常に困難

これらを使用すると、退去時に元の壁紙の張り替え費用(6畳で5-10万円)を請求される可能性があります。必ず「賃貸OK」の表記がある製品を選びましょう。

失敗しない壁紙の選び方5つのポイント

賃貸で使える壁紙の中から、さらに自分に合った製品を選ぶためのポイントを解説します。

下地を傷めない粘着力の見極め方

粘着剤の種類によって、剥がしやすさが大きく変わります。賃貸向け壁紙で使われる主な粘着剤は以下の通りです:

粘着剤の種類 特徴
アクリル系 最も一般的。貼り直し可能で跡が残りにくい
シリコン系 粘着力が弱め。凹凸面には向かない
ゴム系 強力だが経年劣化すると剥がしにくい

アクリル系粘着剤を使用した製品が最もバランスが良く、初心者にも扱いやすいと言われています。商品説明に「弱粘着」「再剥離可能」などの記載があるものを選びましょう。

部屋の湿度に合わせた素材選び

壁紙の素材によって、湿気への強さが異なります。部屋の環境に合わせて選ぶことが重要です:

  • 不織布(フリース):通気性が良く、湿気がこもりにくい。リビングや寝室向け
  • ビニール:水に強く掃除しやすい。キッチンや洗面所向け
  • 紙製:安価だが湿気に弱い。乾燥した部屋向け

特に北向きの部屋や結露しやすい環境では、防カビ性能がある製品を選ぶと安心です。カビが発生すると原状回復が困難になるため、事前の対策が重要です。

初心者向けの柄・サイズ

初めて壁紙DIYに挑戦する方は、以下のような柄を選ぶと失敗が少なくなります:

  • 無地・単色:柄合わせが不要で施工が簡単
  • 小さな柄・ランダムパターン:多少ズレても目立たない
  • 縦ストライプ:垂直を意識しやすく、まっすぐ貼りやすい

避けた方が良いのは大きな柄や規則的なパターンです。柄合わせに失敗すると見た目が悪くなり、材料のロスも増えます。

サイズは幅50cm×長さ2.5m程度のロールが扱いやすいとされています。幅が広すぎると一人での施工が難しく、気泡も入りやすくなります。

予算別おすすめ壁紙

1万円以内で揃えたい場合:

  • ニトリの「はがせる壁紙シート」:1本(50cm×2.5m) 999円
  • カインズの「貼ってはがせる壁紙」:1本(52cm×2.6m) 1,280円

3万円以内でこだわりたい場合:

  • 壁紙屋本舗の「はがせる壁紙RILM」:1本(93cm×2.5m) 2,970円
  • WALPAの輸入壁紙:1ロール(52cm×10m) 5,000-8,000円

6畳の壁(約30㎡)を全面貼り替える場合、1万円以内の製品なら約8,000-12,000円、3万円以内の製品なら約20,000-30,000円が目安です。

必要な道具・材料リスト

壁紙DIYを始める前に、必要な道具を揃えましょう。100円ショップでも購入できるものが多く、初期投資は比較的少額で済みます。

必須アイテム5点

  1. 壁紙:貼りたい面積+10-20%の余裕を持って購入
  2. スキージー(ヘラ):気泡を抜くために必須。300-500円程度
  3. カッターナイフ:壁紙のカットに使用。替刃も用意
  4. 定規・メジャー:採寸と直線カットに必要。金属製の長尺定規(1m以上)が便利
  5. マスキングテープ:養生や仮止めに使用。幅5cm程度のもの

これらの必須アイテムは、壁紙を除いて合計2,000-3,000円程度で揃えられます。

あると便利な道具

  • 水平器:まっすぐ貼るための目安に。スマホアプリでも代用可
  • ローラー:壁紙の端をしっかり圧着できる
  • 霧吹き:壁面の清掃や気泡抜きに
  • 脚立:天井近くの施工に必要。踏み台でも可
  • 養生シート:床を保護する

これらは必須ではありませんが、あると作業効率が大幅に向上します。特に水平器とローラーは仕上がりの質に影響するため、余裕があれば用意したいところです。

費用目安

6畳間(壁面積約30㎡)を全面DIYする場合の総費用は以下の通りです:

項目 費用
壁紙本体 8,000-30,000円
道具一式 2,000-5,000円
予備・補修材料 1,000-3,000円
合計 11,000-38,000円

初回は道具を揃える必要がありますが、2回目以降は壁紙代のみで済むため、さらにコストを抑えられます。

【実践】賃貸壁紙の貼り方(完全マニュアル)

ここからは、実際の施工手順を解説します。初めての方でも失敗しないよう、各ステップを詳しく説明します。

下準備(壁の清掃と養生)

施工前の準備が仕上がりの8割を決めると言われています。以下の手順で丁寧に準備しましょう:

  1. 家具の移動:壁から30cm以上離す。できれば部屋の中央に寄せる
  2. 壁面の清掃:固く絞った雑巾でホコリ・油分を拭き取る。特にキッチン周辺は念入りに
  3. 完全乾燥:水分が残っていると粘着力が低下するため、最低1時間は乾燥させる
  4. 床の養生:養生シートや新聞紙を敷いて保護
  5. コンセントカバーの取り外し:可能であれば外しておくと仕上がりがきれい

壁のホコリは粘着力低下の最大の原因です。特に築年数が経った物件では、静電気でホコリが付着しているため、ハンディモップで軽く払った後に拭き掃除をすると効果的です。

Step1: 採寸とカット

正確な採寸が美しい仕上がりの第一歩です:

  1. 壁の高さを測る:天井から床まで、3箇所程度測って最大値を採用
  2. 余裕を持たせる:測った長さ+5-10cmでカット。後で調整する
  3. 柄合わせの確認:柄物の場合、リピート(柄の繰り返し間隔)を確認して無駄なくカット
  4. 仮置き:カットした壁紙を実際に壁に当てて長さを確認

カットは少し長めが基本です。短すぎると貼り直しができないため、「足りないより余る方が良い」という意識で臨みましょう。余った部分は貼った後にカッターで切り落とせます。

Step2: 仮置きと位置決め

いきなり全面を貼らず、まず位置を決めます:

  1. 基準線を決める:部屋の隅ではなく、ドア枠や窓枠など垂直が保証されている場所を基準に
  2. マスキングテープで仮止め:上部だけ軽く固定して垂れ下げる
  3. 水平器でチェック:左右がズレていないか確認
  4. 少しずつ剥離紙を剥がす:一度に全部剥がさず、上から30cm程度ずつ進める

最も重要なのは最初の1枚です。これがズレると後の壁紙も全てズレるため、慎重に位置決めをしてください。スマホの水平器アプリを使うと、正確な垂直を保てます。

Step3: 貼り付けと気泡抜き

いよいよ本番です。以下の手順で進めましょう:

  1. 中央から外へ:スキージーを使い、中央から左右へ空気を押し出す
  2. 上から下へ:少しずつ剥離紙を剥がしながら、30cm刻みで貼り進める
  3. 力加減:強く押しすぎると壁紙が伸びるため、適度な力で
  4. 気泡の確認:貼った後、斜めから見て気泡がないかチェック
  5. 端の圧着:ローラーまたはスキージーで端をしっかり押さえる

気泡が入った場合は、すぐに剥がして貼り直すか、針で小さな穴を開けて空気を抜きます。シールタイプの壁紙は30分以内なら比較的簡単に貼り直しができます。

よくある失敗と対処法

初めての壁紙DIYでは、誰でも失敗を経験するものです。代表的な失敗例と対処法を知っておきましょう。

気泡が入ってしまった

最も多い失敗が気泡です。小さなものなら問題ありませんが、500円玉以上の大きさになると目立ちます。

対処法:

  • 貼りたて(5分以内):ゆっくり剥がして貼り直す
  • 少し時間が経過(30分以内):気泡の端からスキージーで空気を押し出す
  • 完全に固着後:針や待ち針で気泡の中心に小さな穴を開け、スキージーで空気を押し出す

針穴は肉眼ではほとんど見えないため、恐れずに処置しましょう。放置すると気泡が広がることもあります。

柄がズレてしまった

柄物の壁紙で起こりやすい失敗です。隣り合う壁紙の柄が合っていないと、非常に目立ちます。

対処法:

  • 貼る前に仮合わせ:必ず隣の壁紙と柄を合わせてから貼り始める
  • マスキングテープで固定:柄の位置を決めたら、上部をテープで仮止め
  • ズレに気づいたら即修正:粘着が固まる前(10-15分以内)なら貼り直し可能

完全に固着してしまった場合は、残念ながら貼り直すしかありません。そのため、柄物は初心者には難易度が高いと言われています。

端が剥がれてきた

時間が経つと、壁紙の端や隅が浮いてくることがあります。これは湿度変化や粘着力不足が原因です。

対処法:

  • マスキングテープで補強:剥がれた部分の裏側にマスキングテープを貼り、その上から両面テープで固定
  • 壁紙用ボンド:ホームセンターで購入できる専用ボンドを薄く塗る
  • ローラーで圧着:定期的に端をローラーで押さえると予防になる

予防策として、貼った直後に端を特に念入りにローラーで圧着しておくことが重要です。また、エアコンの風が直接当たる場所は剥がれやすいため、風向きを調整するのも効果的です。

退去前の原状回復手順

賃貸住宅から引っ越す際は、壁紙を元に戻す必要があります。正しい手順で行えば、壁を傷めず綺麗に剥がせます。

剥がすタイミングと温度

壁紙を剥がすのに最適な条件があります:

  • 時期:春・秋の温暖な時期(15-25℃)が最適
  • 時間:午前中から昼間の暖かい時間帯
  • 室温:暖房で室温を20℃程度に保つと粘着剤が柔らかくなり剥がしやすい

冬場の低温時に剥がすと、粘着剤が硬化して剥がれにくくなります。急いでいる場合は、ドライヤーの温風で軽く温めながら剥がすと効果的です。ただし、高温にしすぎると壁紙が変色するため、手で触れる程度の温度(40-50℃)に留めましょう。

粘着跡の除去方法

壁紙を剥がした後、わずかに粘着剤が残ることがあります。以下の方法で除去しましょう:

  1. 中性洗剤を使う:水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、粘着跡を拭く
  2. 消しゴムで擦る:軽い粘着跡なら、プラスチック消しゴムで落ちる
  3. 専用クリーナー:ホームセンターで販売されている粘着剤除去スプレーを使用
  4. 最後に水拭き:洗剤が残らないよう、必ず水拭きで仕上げる

絶対にやってはいけないこと:

  • シンナーやベンジンの使用(元の壁紙を傷める)
  • 硬いヘラで擦る(壁紙に傷がつく)
  • 熱湯をかける(壁紙が変形・変色する)

確認すべきチェックリスト

原状回復が完了したら、以下の項目を確認しましょう:

確認項目 チェックポイント
壁紙の完全除去 剥がし残しがないか
粘着跡 べたつきや変色がないか
傷・破損 元の壁紙に損傷がないか
色の変化 日焼け跡や色ムラがないか
コンセント周辺 カバーの付け忘れがないか

立会い検査の前に、スマホで壁の状態を撮影しておくと、万が一のトラブル時に証拠として使えます。特に「入居時からあった傷」と区別するため、施工前の写真と比較できるようにしておきましょう。

注意点・絶対にやってはいけないこと

最後に、賃貸で壁紙DIYをする際の重要な注意点をまとめます。これらを守らないと、高額な修繕費を請求される可能性があります。

賃貸NGな壁紙DIY3選

  1. 本格的な糊付き壁紙の使用:

    プロが使う強力な糊は、元の壁紙ごと剥がれてしまいます。「壁紙用糊」「壁紙施工用接着剤」などの表記がある製品は賃貸では使用不可です。剥がす際に下地のボードまで傷める可能性が高く、全面張り替えが必要になるケースもあります。

  2. 釘やネジでの固定:

    壁に大きな穴を開ける行為は原状回復義務の対象になります。ホッチキスの小さな針穴は許容されることが多いですが、釘(直径2mm以上)やネジは明確にNGです。特にコンクリート壁へのアンカー打ちは高額な修繕費が発生します。

  3. 塗装・ペンキの使用:

    壁に直接ペンキを塗ると、完全に元に戻すことはほぼ不可能です。ペンキ塗装の上から壁紙を貼ることもできないため、全面的な壁の作り直しが必要になります。費用は6畳で15-30万円に及ぶこともあります。

トラブル事例に学ぶ

実際に起きたトラブル事例を紹介します:

事例1: 強力両面テープの使用

「剥がせる壁紙」と表記された製品を使ったが、下地に強力両面テープを使用したため、剥がす際に元の壁紙まで破損。壁一面の張り替え費用5万円を請求された。

教訓: 両面テープは必ず「弱粘着」「再剥離」タイプを選ぶこと。

事例2: 施工前の確認不足

管理会社への確認なしで全部屋の壁紙を変更。退去時に「一切の壁面加工を禁止している」との規約を指摘され、原状回復費用15万円を請求された。

教訓: 必ず事前に書面で許可を得ること。

事例3: 長期間貼りっぱなし

3年間貼ったままにしていた壁紙を剥がしたところ、粘着剤が硬化して一部が残留。結局、プロの清掃業者に依頼して2万円の費用が発生。

教訓: 長期間貼る場合は、定期的に端の状態を確認し、問題があれば早めに対処すること。

管理会社への報告義務

壁紙DIYについて、管理会社への報告は「事前」が原則です。事後報告では以下のようなリスクがあります:

  • 規約違反として契約解除を求められる可能性
  • 保証金・敷金の返還が認められない
  • 修繕費用を全額自己負担させられる

報告時のポイント:

  1. 使用する製品の詳細(メーカー名、商品名、「剥がせる」旨の記載がある製品カタログ)
  2. 施工範囲(どの部屋のどの壁か)
  3. 退去時の原状回復方法
  4. 万が一のトラブル時の対応(自己負担での修繕など)

これらをメールまたは書面で提出し、許可を得てから施工を開始しましょう。口頭での許可は後でトラブルになるため、必ず記録に残る形で確認することが重要です。

費用目安・材料費の相場

賃貸で壁紙DIYをする場合の費用について、具体的なシミュレーションをしてみましょう。

6畳間の総費用シミュレーション

標準的な6畳間(壁面積約30㎡)を想定した費用内訳:

項目 低予算プラン 標準プラン こだわりプラン
壁紙本体 8,000円 15,000円 28,000円
施工道具 2,000円 3,500円 5,000円
補修材料 500円 1,500円 3,000円
養生材 300円 1,000円 2,000円
合計 10,800円 21,000円 38,000円

低予算プラン:ニトリやカインズなどの量販店の製品を使用。無地または小柄の壁紙で、最低限の道具のみ。

標準プラン:壁紙屋本舗などの専門店の製品を使用。デザイン性のある壁紙で、便利な道具も揃える。

こだわりプラン:輸入壁紙や高品質な製品を使用。プロ仕様の道具を揃え、複数の壁面に異なるデザインを使用。

業者依頼との比較

プロの業者に壁紙張り替えを依頼した場合との比較です:

項目 DIY(標準プラン) 業者依頼
材料費 15,000円 業者が用意
施工費 0円(自分で作業) 40,000-60,000円
道具代 3,500円 0円(業者が用意)
養生・清掃 1,000円 含まれる
合計 19,500円 60,000-90,000円
作業時間 1-2日 半日-1日
仕上がり 初心者レベル プロ品質

DIYなら4-7万円の節約が可能です。ただし、業者依頼には以下のメリットもあります:

  • 仕上がりが美しい(気泡やズレがない)
  • 施工時間が短い
  • 失敗のリスクがない
  • 原状回復時もプロに任せられる

DIYがおすすめの人:

  • 費用を抑えたい
  • 自分で作業する楽しみを味わいたい
  • 完璧な仕上がりにこだわらない
  • 時間に余裕がある

業者依頼がおすすめの人:

  • 失敗したくない
  • プロ品質の仕上がりを求める
  • 時間がない
  • 複数の部屋を一度に施工したい

まとめ

賃貸住宅でも、正しい方法を選べば壁紙DIYは十分に可能です。この記事の重要なポイントを3つにまとめます:

  1. 原状回復できる壁紙を選ぶ:「賃貸OK」「剥がせる」と明記された製品を使用し、糊付き本格壁紙や強力な粘着剤は絶対に避けること。事前に管理会社へ確認し、許可を得ることも忘れずに。
  2. 丁寧な下準備と正しい施工:壁の清掃、正確な採寸、位置決めをしっかり行い、気泡を入れないよう慎重に貼り進める。特に最初の1枚が肝心で、ここでズレると全体に影響します。
  3. 退去時の原状回復を見据える:貼るときから剥がすことを意識し、長期間放置しない。剥がすときは適切な温度・方法で行い、粘着跡は丁寧に除去すること。

賃貸の壁紙DIYは、初期費用1-3万円程度で部屋の雰囲気を大きく変えられる魅力的な方法です。最初は小さな面積(例えば寝室の一面だけ)から始めて、慣れてきたら範囲を広げていくのがおすすめです。正しい知識と準備があれば、誰でも理想の部屋づくりを楽しめます。ぜひこの記事を参考に、あなたらしい空間を作り上げてください。

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