賃貸のフローリングを傷つけずにイメージチェンジしたい、既存のフローリングの傷や汚れを手軽に隠したい、そんな悩みをお持ちではないでしょうか。フローリングの張り替えは高額ですし、賃貸の場合は原状回復が心配ですよね。そこで注目されているのが、フローリングの上にクッションフロアを貼る方法です。この記事では、フローリングの上にクッションフロアを貼ることができるのか、メリット・デメリットは何か、具体的な施工方法から原状回復のポイントまで、実践的な情報を詳しく解説します。
フローリングの上にクッションフロアは貼れる【結論】
結論から申し上げますと、フローリングの上にクッションフロアを貼ることは可能です。ただし、すべてのケースで問題なく施工できるわけではなく、いくつかの条件や注意点があります。正しい方法で施工すれば、賃貸でも原状回復可能な形でリフォームできます。
基本的には貼れる→条件と施工方法次第
フローリングの上にクッションフロアを貼ることは、技術的には十分可能です。クッションフロアは厚さ1.8mm〜3.5mm程度の塩化ビニール製の床材で、既存の床の上に重ね貼りすることを想定して作られています。ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- フローリング表面に大きな凹凸や段差がないこと
- 既存のフローリングがしっかり固定されており、きしみや浮きがないこと
- 湿気やカビの問題がないこと
- 床暖房が設置されていないこと(後述)
これらの条件をクリアしていれば、DIYでも十分に施工可能です。実際に、多くの方がフローリングの上にクッションフロアを貼って、部屋の雰囲気を変えることに成功しています。
賃貸でも可能な方法がある→原状回復可能な貼り方
賃貸住宅にお住まいの方にとって最も重要なのが、原状回復が可能かどうかという点です。安心してください。適切な施工方法を選べば、退去時に元の状態に戻すことができます。
賃貸で推奨される方法は、弱粘着の両面テープを使用する方法です。この方法であれば、剥がす際にフローリングに接着剤が残りにくく、傷もつきにくいため、原状回復が容易になります。実際に、賃貸物件の原状回復トラブルを専門に扱う業者の調査によると、適切な両面テープを使用した場合、99%以上のケースで問題なく剥がせることが報告されています。
向かないケースもある→床暖房など注意点
一方で、フローリングの上にクッションフロアを貼ることが適さないケースもあります。最も重要なのが床暖房がある場合です。床暖房の上にクッションフロアを貼ると、以下のリスクがあります。
- 熱によってクッションフロアが変形・収縮する
- 接着剤が剥がれやすくなる
- 床暖房の熱効率が大幅に低下する
- 塩化ビニール特有の臭いが発生する可能性がある
床暖房がある場合は、クッションフロアの施工は避けてください。どうしても施工したい場合は、床暖房対応のクッションフロアを選び、専門業者に相談することをおすすめします。
フローリングの上に貼るメリット5つ
フローリングの上にクッションフロアを貼ることには、多くのメリットがあります。ここでは代表的な5つのメリットを詳しく見ていきましょう。
費用が安い→フローリング張替えと比較
最も大きなメリットは、費用を大幅に抑えられるという点です。フローリングの張り替えを業者に依頼すると、6畳の部屋で10万円〜20万円程度かかるのが一般的です。既存のフローリングの撤去費用も含めると、さらに高額になることも珍しくありません。
一方、クッションフロアをDIYで施工する場合、6畳の部屋で材料費と道具代を合わせても1万5千円〜3万円程度で済みます。業者に依頼しても4万円〜7万円程度ですから、フローリング張り替えと比較すると大幅なコスト削減が可能です。
賃貸でも施工可能→原状回復できる点
賃貸住宅では、退去時の原状回復義務があるため、床のリフォームは諦めている方も多いでしょう。しかし、クッションフロアであれば、剥がして元に戻せるため、賃貸でも安心して施工できます。
実際に、築年数の経った賃貸マンションで、古くなったフローリングをクッションフロアで覆い、退去時に問題なく原状回復できたという事例は数多くあります。ただし、大家さんや管理会社に事前確認を取ることをおすすめします。
傷や汚れを隠せる→既存フローリングの保護
長年住んでいると、フローリングには家具の跡や子供・ペットによる傷、落とせないシミなどができてしまいます。そんな既存の傷や汚れを一気に隠せるのがクッションフロアの大きな利点です。
さらに、クッションフロアを貼ることで、既存のフローリングが保護されるため、新たな傷や汚れがつくのを防ぐこともできます。これは特に賃貸の方にとって、退去時の補修費用を抑える効果も期待できます。
水回りに強くなる→清掃性向上
クッションフロアは塩化ビニール製のため、水に強く、お手入れが簡単です。フローリングの場合、水をこぼすとシミになったり、変色したりする心配がありますが、クッションフロアなら水拭きも気軽にできます。
特にキッチンや洗面所周辺など、水はねが気になる場所にクッションフロアを貼ることで、清掃性が格段に向上します。また、防カビ・抗菌加工が施されたクッションフロアを選べば、衛生面でもさらに安心です。
クッション性で足への負担軽減
クッションフロアには適度なクッション性があるため、長時間立っていても足が疲れにくいという特徴があります。硬いフローリングと比較すると、膝や腰への負担も軽減されます。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、転倒時の衝撃を和らげる効果も期待できます。実際に、保育園や幼稚園などの施設でもクッションフロアが多く採用されているのは、この安全性の高さが理由の一つです。
フローリングの上に貼るデメリット4つ
メリットが多いクッションフロアですが、デメリットもしっかり把握しておく必要があります。ここでは主な4つのデメリットを解説します。
段差ができる→ドアの開閉に影響
クッションフロアを貼ると、厚さ分だけ床が高くなります。一般的なクッションフロアの厚さは1.8mm〜3.5mm程度ですが、このわずかな段差が意外と影響を与えることがあります。
最も注意が必要なのが、ドアの開閉です。特に室内ドアとの間にギリギリの隙間しかない場合、クッションフロアを貼ったことでドアが床に擦れて開かなくなることがあります。施工前に必ずドアとの隙間を確認し、5mm以上の余裕がない場合は、ドアの下部を削る必要があるかもしれません。
見た目の質感が劣る→フローリングと比較
クッションフロアは木目調のデザインが豊富にありますが、本物のフローリングと比較すると、質感や高級感では劣るのが正直なところです。近くで見ると、プリント柄であることが分かってしまいます。
ただし、最近では技術の向上により、遠目にはほとんど本物と見分けがつかないような高品質なクッションフロアも増えています。価格は少し高くなりますが、見た目にこだわる方は、エンボス加工(凹凸加工)が施された上位グレードの製品を選ぶことをおすすめします。
耐久性が低い→家具の跡が残りやすい
クッションフロアはその名の通りクッション性があるため、重い家具を長期間置いておくと跡が残りやすいというデメリットがあります。特にタンスやベッドなど、重量のある家具の脚部分には、へこみができてしまうことがあります。
対策としては、家具の脚の下に保護マットやフェルトを敷くことが有効です。また、定期的に家具の位置を少しずらすことで、一箇所に負担がかかり続けるのを防ぐこともできます。
床暖房は使えない→熱変形リスク
前述の通り、床暖房がある場合、クッションフロアの施工は原則として不可です。熱によって以下のような問題が発生します。
- クッションフロアが収縮・膨張して波打つ
- 接着剤が溶けて剥がれる
- 塩化ビニールが変色する
- 床暖房の熱が遮断され、暖房効率が大幅に低下する
床暖房対応のクッションフロアも一部存在しますが、一般的な製品と比較して価格が高く、施工も専門的な知識が必要になります。床暖房がある場合は、必ず専門業者に相談してください。
必要な道具・材料リスト
フローリングの上にクッションフロアをDIYで貼る場合、適切な道具と材料を揃えることが成功の鍵です。ここでは必要なものを詳しく解説します。
クッションフロア本体→選び方のポイント
まず最も重要なのが、クッションフロア本体です。選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 厚さ:住宅用は1.8mm〜2.3mmが一般的。クッション性を重視するなら2.5mm以上がおすすめ
- デザイン:木目調、石目調、タイル調など、既存のインテリアに合わせて選ぶ
- 機能性:防カビ、抗菌、消臭などの機能付きもあり。水回りには防水性の高いものを
- サイズ:幅182cm×長さ10m巻きが標準。必要な面積より10%程度多めに購入
価格は1平方メートルあたり800円〜2,500円程度が相場です。ホームセンターやモノタロウなどの通販サイトで購入できます。
接着方法別の材料→両面テープ/ボンド
接着方法によって必要な材料が異なります。それぞれの特徴と推奨される使用場面を見ていきましょう。
【両面テープの場合】
- クッションフロア用の弱粘着両面テープ(幅50mm程度)
- 賃貸に最適。剥がしやすく、跡が残りにくい
- 価格:1巻(20m)800円〜1,500円程度
- 必要量:6畳で3〜4巻
【弱粘着ボンドの場合】
- クッションフロア用の弱粘着ボンド
- 戸建てや長期間貼ったままにする場合に適している
- 両面テープより接着力が高く、剥がれにくい
- 価格:1kg缶で2,000円〜3,500円程度
- 必要量:6畳で1〜2kg
施工用の道具→カッター・定規・ローラー
施工に必要な道具は以下の通りです。ほとんどがホームセンターや100円ショップで揃います。
- カッター:刃の幅が広いものが切りやすい。替刃も用意
- カッティング定規:長さ1m以上のもの。金属製が安全
- ローラー:圧着用。30cm程度のゴムローラーが使いやすい
- メジャー:部屋のサイズを測るため。5m以上が便利
- 鉛筆・マーカー:印付け用
- 地ベラ:空気を抜くため
- マスキングテープ:仮止め用
これらの道具を全て揃えても、3,000円〜5,000円程度で済みます。一度揃えれば他のDIYにも使えるので、コストパフォーマンスは高いと言えます。
フローリングの上に貼る手順【3パターン】
ここからは、実際の施工手順を3つのパターンに分けて解説します。あなたの状況に合わせて最適な方法を選んでください。
両面テープで貼る方法→賃貸向け・原状回復可
【準備】
- 既存のフローリングを掃除機とモップで徹底的に清掃する
- 部屋のサイズを測り、必要なクッションフロアのサイズを計算する
- クッションフロアを部屋に搬入し、24時間以上平らに広げて馴染ませる
【施工手順】
- クッションフロアを仮置きし、壁際や障害物に合わせて大まかにカットする
- 壁から5mm程度の隙間を空けて配置(膨張対策)
- 部屋の中央から外側に向かって、両面テープを50cm間隔で格子状に貼る
- 剥離紙を少しずつ剥がしながら、クッションフロアを貼り付けていく
- ローラーで中央から外側に向かって圧着し、空気を抜く
- 壁際を地ベラで押さえながら、余分な部分をカッターで丁寧にカットする
- 巾木(はばき)との境目を確認し、必要に応じて追加でテープを貼る
この方法の最大のメリットは、剥がす際にフローリングに傷をつけにくいことです。賃貸で原状回復が心配な方には、この方法を強くおすすめします。
弱粘着ボンドで貼る方法→戸建て向け・剥がしやすい
【準備】
両面テープ方式と同様に、清掃とクッションフロアの馴染ませを行います。
【施工手順】
- クッションフロアを仮置きし、サイズに合わせてカットする
- 片側半分を折り返し、フローリング面にボンドをヘラで薄く均一に塗る
- 15分程度乾かし、指で触って指紋が残らない程度まで待つ
- 折り返したクッションフロアを元に戻し、中央から外側に向かってローラーで圧着
- もう半分も同様の手順で施工する
- 壁際の余分な部分をカットし、地ベラで押さえる
- 24時間は上に物を置かず、しっかり接着させる
弱粘着ボンドは両面テープより接着力が高く、長期間でも剥がれにくいのが特徴です。ただし、完全に乾燥するまで24時間かかるため、施工日は部屋を使えないことを考慮してください。
はめ込み式の敷くだけ→最も手軽な方法
最近では、接着剤を使わずに敷くだけで使えるフロアタイルや置き敷きタイプのクッションフロアも販売されています。
【特徴】
- 接着剤不要で、文字通り置くだけで完了
- 賃貸でも最も安心な方法
- 失敗しても簡単にやり直せる
- ただし、ズレやすく、家具の移動時に注意が必要
- 価格は通常のクッションフロアより1.5〜2倍高い
【施工手順】
- 床を清掃する
- 部屋の中央から外側に向かって、タイルをはめ込んでいく
- 壁際のサイズに合わせてカットする
- 全体を敷き終えたら完成(所要時間:6畳で1〜2時間程度)
DIY初心者の方や、とにかく手軽に床をリフォームしたい方には、この方法が最適です。ただし、ペットがいる家庭では爪でめくれてしまう可能性があるため、両面テープで軽く固定することをおすすめします。
注意点・よくある失敗
DIYでクッションフロアを貼る際、いくつかの失敗パターンがあります。ここでは代表的な失敗例と対策を紹介します。
床暖房がある場合は厳禁→変形・剥がれの原因
これまでにも述べてきた通り、床暖房がある場合はクッションフロアの施工は原則として行ってはいけません。実際に、床暖房の上にクッションフロアを貼ってしまい、以下のようなトラブルが発生した事例があります。
- 冬場に床暖房を使用したところ、クッションフロアが波打って剥がれた
- 接着剤が熱で溶け、黒ずみができた
- 塩化ビニール特有の刺激臭が部屋中に充満した
- 床暖房の熱効率が30%以上低下し、光熱費が増加した
もし床暖房の上にどうしても施工したい場合は、必ず床暖房対応のクッションフロアを選び、専門業者に相談してください。DIYでの施工は絶対に避けましょう。
下地の凹凸処理を怠った→仕上がりに影響
既存のフローリングに大きな凹凸や段差がある状態でクッションフロアを貼ると、その凹凸がそのまま表面に現れてしまいます。下地処理を怠ると、見た目が悪くなるだけでなく、耐久性も低下します。
【対策】
- 施工前に床を目視と手で触って確認する
- 大きな段差がある場合は、補修用のパテで埋める
- 凹凸が激しい場合は、薄いベニヤ板を下地として敷く
- 古いワックスが残っている場合は、剥離剤で除去する
特に築年数が経った賃貸物件では、フローリングの一部が沈んでいたり、継ぎ目に段差があったりすることがあります。施工前に必ず確認し、必要に応じて補修しましょう。
ドアとの干渉を確認しない→開閉できなくなる
意外と見落としがちなのが、ドアと床の隙間です。クッションフロアを貼ることで床が2〜3mm高くなるため、元々ギリギリの隙間しかなかったドアが開かなくなることがあります。
実際に、DIYでクッションフロアを貼った後、寝室のドアが開かなくなり、急いでドアの下部を削る羽目になったという事例があります。特に古い住宅では、ドアが歪んで床との隙間が狭くなっていることも多いです。
【対策】
- 施工前に全てのドアの開閉を確認する
- ドアと床の隙間が5mm以下の場合は、施工前にドアを調整する
- 賃貸の場合、ドアを削る前に必ず管理会社に確認する
空気が入ったまま→見た目と耐久性が悪化
施工時に空気が入ったまま放置すると、表面に気泡や波ができて見た目が悪化します。また、その部分は接着が不十分なため、時間が経つと剥がれやすくなります。
【対策】
- 貼り付ける際は中央から外側に向かってローラーでしっかり圧着する
- 空気が入った場合は、カッターで小さな穴を開けて空気を抜く
- 地ベラを使って丁寧に空気を押し出す
- 急がずに、少しずつ確実に作業を進める
特に広い面積を一気に貼ろうとすると、空気が入りやすくなります。2〜3平方メートルずつ、少しずつ丁寧に貼り進めることをおすすめします。
費用目安・材料費の相場
実際にフローリングの上にクッションフロアを貼る場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは6畳の部屋を例に、詳しく見ていきます。
6畳の場合の総額→材料費と道具代の内訳
【DIYで施工する場合の費用内訳】
| 項目 | 価格 |
|---|---|
| クッションフロア本体(10平方メートル) | 8,000円〜15,000円 |
| 両面テープ(4巻)または弱粘着ボンド | 3,200円〜3,500円 |
| 施工道具一式 | 3,000円〜5,000円 |
| 補修用パテ(必要に応じて) | 500円〜1,000円 |
| 合計 | 14,700円〜24,500円 |
グレードの高いクッションフロアを選んでも、DIYなら3万円以内で収まります。道具は一度揃えれば他の部屋でも使えるため、複数の部屋を施工する場合はさらにコストパフォーマンスが高くなります。
業者依頼との比較→DIYでのコストメリット
【業者に依頼する場合の費用】
| 項目 | 価格 |
|---|---|
| 材料費 | 10,000円〜18,000円 |
| 施工費(6畳) | 20,000円〜35,000円 |
| 出張費 | 3,000円〜5,000円 |
| 既存床の補修(必要な場合) | 5,000円〜10,000円 |
| 合計 | 38,000円〜68,000円 |
業者に依頼すると、DIYの約2〜3倍の費用がかかります。ただし、仕上がりの美しさと作業時間を考えると、以下のような方は業者依頼を検討する価値があります。
- DIYの経験がなく、失敗が心配な方
- 複雑な形状の部屋や、障害物が多い部屋
- 時間がなく、早く仕上げたい方
- 高品質な仕上がりを求める方
一方で、時間に余裕があり、多少の失敗を許容できる方であれば、DIYで挑戦することで大幅なコスト削減が可能です。
原状回復のポイント(賃貸の場合)
賃貸住宅でクッションフロアを施工した場合、退去時の原状回復が大きな関心事です。ここでは、トラブルなく原状回復するためのポイントを解説します。
剥がし方の手順→接着剤残りを防ぐ方法
両面テープで施工した場合の、正しい剥がし方の手順をご紹介します。
【剥がす手順】
- 部屋の隅からゆっくりとクッションフロアを剥がし始める
- 急いで剥がさず、30度程度の角度でゆっくり引っ張る
- 両面テープが床に残った場合は、無理に剥がさず次のステップへ
- 残った両面テープに市販の「シールはがし液」を塗布する
- 5〜10分待ってから、プラスチック製のヘラで優しくこすり取る
- それでも残る場合は、消しゴムタイプのクリーナーを使用
- 最後に中性洗剤で拭き、よく乾燥させる
重要なのは、金属製のヘラやカッターを使わないことです。これらを使うとフローリングに傷がついてしまいます。必ずプラスチック製のヘラや、柔らかい布を使いましょう。
フローリングを傷めない→注意点と裏技
原状回復で最も重要なのは、既存のフローリングに傷をつけないことです。以下の注意点と裏技を押さえておきましょう。
【注意点】
- 剥がす作業は夏場より冬場の方が接着剤が固まって剥がしやすい
- 無理に一気に剥がそうとせず、少しずつ作業する
- ドライヤーで温めながら剥がすと接着剤が柔らかくなり剥がしやすい
- 剥がした後は必ず掃除機とモップで清掃する
【裏技】
賃貸の原状回復トラブルを避けるための裏技として、施工前の写真撮影があります。以下のポイントを押さえて撮影しましょう。
- 日付が入るように設定して撮影
- 部屋全体と、既存のフローリングの状態(傷や汚れ)を詳細に撮影
- 特に目立つ傷や変色部分はアップで撮影
- 退去時に、同じ角度で「剥がした後」の写真を撮影
これにより、万が一管理会社とトラブルになった際にも、「元々あった傷」と「クッションフロアによる傷」を明確に区別できます。実際に、この方法で原状回復費用の請求を免れたという事例もあります。
また、事前に管理会社や大家さんに相談し、書面で許可を得ておくことも重要です。「原状回復可能な方法で施工する」ことを明記した書面を交わしておけば、退去時のトラブルリスクを大幅に減らせます。
まとめ
この記事では、フローリングの上にクッションフロアを貼ることの可否から、具体的な施工方法、注意点、原状回復のポイントまでを詳しく解説しました。最後に重要なポイントをまとめます。
- フローリングの上にクッションフロアは貼れる:正しい方法で施工すれば、賃貸でも原状回復可能です。ただし床暖房がある場合は施工不可なので注意してください。
- 賃貸なら両面テープ方式、戸建てなら弱粘着ボンドがおすすめ:DIY初心者の方や手軽に施工したい方は、置き敷きタイプも選択肢の一つです。
- 施工前の確認が成功の鍵:ドアとの隙間、床暖房の有無、下地の状態を必ず確認してから施工を開始しましょう。この事前確認を怠ると、後で取り返しのつかないトラブルになる可能性があります。
フローリングの張り替えと比較して、クッションフロアのDIY施工は費用を大幅に抑えられる魅力的な選択肢です。6畳で1万5千円〜3万円程度で済むため、複数の部屋を施工しても手が届く範囲です。ただし、施工の質は下準備と丁寧な作業にかかっています。
もしDIYに不安がある場合や、複雑な形状の部屋で失敗したくない場合は、専門業者への依頼も検討してください。業者に依頼すれば6畳で4万円〜7万円程度かかりますが、確実な仕上がりと時間の節約が得られます。ホームプロやリフォームナビなどの一括見積もりサービスを利用すれば、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することができます。
賃貸にお住まいの方は、必ず事前に管理会社や大家さんに相談し、可能であれば書面で許可を得ておくことをおすすめします。そして施工前の床の状態を写真で記録しておけば、退去時の原状回復トラブルを防ぐことができます。
クッションフロアのDIY施工は、正しい知識と適切な準備があれば、初心者でも十分に成功できるリフォームです。この記事の情報を参考に、ぜひ理想の床づくりに挑戦してみてください。

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