「壁紙を自分で貼ってみたいけれど、シワや気泡が入ってしまわないか不安」「どんな道具を揃えればいいのかわからない」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。壁紙DIYは、適切な準備と正しい手順を守れば、初心者でも十分に挑戦できる作業です。
この記事では、実際の施工経験をもとに、壁紙を自分で貼る方法を初心者向けにわかりやすく解説します。必要な道具リストから具体的な貼り方のステップ、失敗しないコツまで網羅的にお伝えします。賃貸住宅にお住まいの方向けに、原状回復可能な方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
壁紙を自分で貼る前に知っておくべき基礎知識
壁紙DIYを始める前に、まず知っておきたい基礎知識を確認しましょう。壁紙の種類や作業環境の条件を理解しておくことで、作業がスムーズに進み、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。
壁紙の種類と選び方
DIY初心者におすすめの壁紙は、大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものを選びましょう。
生のり付き壁紙は、裏面にあらかじめのりが塗布されており、フィルムを剥がすだけですぐに貼れるタイプです。のりを調合する手間がなく、初心者に最も適しています。ただし、開封後は約30分以内に貼る必要があるため、時間配分に注意が必要です。
シール式壁紙(貼ってはがせるタイプ)は、裏面がシールになっており、賃貸物件でも使用できる製品が多く販売されています。比較的薄手で扱いやすく、失敗しても貼り直しが可能な点が大きなメリットです。ただし、下地の状態によっては粘着力が不足することもあります。
- 初めての壁紙DIY → 生のり付き壁紙がおすすめ
- 賃貸住宅での施工 → シール式壁紙(貼ってはがせるタイプ)を選択
- 広い面積の施工 → 生のり付き壁紙の方が作業効率が良い
賃貸でもできる方法
賃貸住宅で壁紙DIYを行う場合、退去時の原状回復が最重要課題となります。以下の方法であれば、大家さんとのトラブルを避けられる可能性が高まります。
マスキングテープ+両面テープ工法は、賃貸DIYの定番手法です。まず壁にマスキングテープを貼り、その上から両面テープを貼ってから壁紙を固定します。この方法なら、剥がす際に壁を傷めるリスクが最小限になります。
専用の貼ってはがせる壁紙も多数販売されています。壁紙屋本舗やDIYショップなどでは、粘着力を調整した賃貸向け製品が豊富に揃っています。ただし、必ず目立たない場所で試し貼りをしてから全面施工を行いましょう。
重要なポイントとして、賃貸契約書の「原状回復条項」を事前に確認し、可能であれば管理会社や大家さんに相談することをおすすめします。無断で施工すると、退去時に敷金から修繕費用を差し引かれる可能性があります。
作業に適した環境と時期
壁紙を貼る作業は、気温と湿度が仕上がりに大きく影響します。最適な作業環境を整えることで、のりの接着力が安定し、シワや気泡が入りにくくなります。
理想的な作業条件は以下の通りです:
- 気温:15〜25℃(室温20℃前後が最適)
- 湿度:40〜60%(エアコンで調整可能)
- 換気:作業中は適度に換気を行う
- 照明:明るい環境で細かい気泡も見逃さない
避けるべき時期・環境としては、梅雨時期の高湿度環境(のりが乾きにくい)、真夏の高温環境(のりが早く乾きすぎる)、真冬の低温環境(のりの粘着力が弱まる)が挙げられます。特に生のり付き壁紙の場合、気温が低すぎるとのりが硬化してしまい、作業が困難になることがあります。
必要な道具・材料リスト
壁紙DIYを成功させるためには、適切な道具を揃えることが重要です。ここでは、初心者が最低限揃えるべき道具と、あると便利な道具を分けてご紹介します。
必須道具(初心者向け)
まず、これだけは必ず準備したい基本の道具をリストアップします。すべてホームセンターや100円ショップで入手可能です。
| 道具名 | 用途 | 価格目安 |
|---|---|---|
| カッターナイフ | 壁紙のカット・余分な部分の切り落とし | 300〜500円 |
| 金属製定規(長さ1m以上) | 直線カットのガイド | 500〜1,000円 |
| メジャー | 壁・壁紙のサイズ測定 | 300〜500円 |
| 地ベラ | 壁紙の圧着・カット時の当て板 | 200〜400円 |
| スポンジ | 余分なのりの拭き取り | 100〜200円 |
| バケツ | 水を入れてスポンジを洗う | 100〜300円 |
| 雑巾・タオル | 壁の汚れ除去・水気の拭き取り | 手持ちでOK |
カッターナイフの安全な使い方について、特に注意が必要です。刃は常に自分の体の外側に向け、絶対に内側(自分の方)に向けて引かないでください。また、左手(利き手でない方)で壁紙を押さえる際は、指をカッターの刃の進行方向に置かないよう注意しましょう。新しい替刃を複数用意しておくと、切れ味が落ちたらすぐに交換でき、作業効率が上がります。
あると便利な道具
基本道具に加えて、以下の道具があると作業がより快適になり、仕上がりの質も向上します。予算に余裕があれば追加で揃えることをおすすめします。
- ローラー(圧着ローラー):壁紙を壁に圧着させる専用工具。手で押さえるよりも均一に力をかけられ、気泡が入りにくくなります(500〜1,000円)
- スムーサー(なでバケ):壁紙を貼った後、空気を抜きながら密着させる道具。プラスチック製で軽く、初心者でも扱いやすいです(300〜600円)
- ジョイントローラー:壁紙の継ぎ目部分を圧着する小型ローラー。継ぎ目が目立ちにくくなります(400〜800円)
- 水平器:壁紙を垂直に貼るための確認用具。スマートフォンのアプリでも代用可能(500〜1,500円)
- 鉛筆・チョークライン:壁に垂直線を引くための道具。最初の1枚目を真っ直ぐ貼るために重要(200〜500円)
特にスムーサーは、気泡やシワを防ぐために非常に有効です。100円ショップでも類似品が販売されているので、初めての方はまず安価なもので試してみるとよいでしょう。
壁紙の選び方と購入量
壁紙を購入する際は、必要なメートル数を正確に計算することが重要です。足りないと継ぎ足しが必要になり、多すぎると無駄なコストがかかります。
計算方法は以下の通りです:
- 壁の高さを測定(床から天井まで)+10cm(余裕分)
- 壁の幅を測定し、壁紙の幅(一般的に90cm)で割って必要枚数を算出
- 「1枚あたりの長さ×必要枚数」で総メートル数を計算
- 柄合わせがある場合は、リピート(柄の繰り返し長さ)分を追加
例えば、高さ250cm・幅3.6mの壁に貼る場合:
- 1枚の長さ:250cm+10cm=260cm(2.6m)
- 必要枚数:3.6m÷0.9m=4枚
- 総必要量:2.6m×4枚=10.4m
- 予備分として+1m → 合計11.4m程度を購入
柄物壁紙の場合、リピート長さ(柄が繰り返される間隔)が商品ページに記載されています。例えばリピート32cmの場合、各枚ごとに最大32cm分の余裕を見ておく必要があります。無地や小さな柄の壁紙を選ぶと、ロスが少なく初心者には扱いやすいです。
壁紙を貼る手順(ステップ形式)
それでは、実際の施工手順を4つのステップに分けて詳しく解説します。この手順通りに進めれば、初心者でも失敗を最小限に抑えられます。
ステップ1:壁の下準備
壁紙を美しく仕上げるためには、下地の状態が非常に重要です。この工程を丁寧に行うことで、仕上がりに大きな差が出ます。
まず、壁全体を雑巾で拭き、ホコリ・油汚れ・手垢などを完全に除去します。特にキッチン周辺の壁は油汚れが付着していることが多く、そのまま壁紙を貼るとのりの接着力が弱まります。頑固な汚れには中性洗剤を薄めた水を使い、拭き取った後は必ず乾いた布で水気を取りましょう。
次に、壁の凹凸を確認します。画鋲の穴や小さなひび割れがある場合は、パテ埋めを行います。ホームセンターで販売されている壁補修用パテ(500円程度)をヘラで塗り込み、乾燥後にサンドペーパーで平滑にします。凹凸があると壁紙を貼った後に目立つため、丁寧に処理しましょう。
既存の壁紙がある場合、剥がせるタイプであれば剥がすことをおすすめします。ただし、賃貸の場合は元の壁紙を傷つけないよう、剥がさずに上から貼る方法を選択します。その場合、継ぎ目部分や浮いている箇所は補修用のりで接着し直しておきましょう。
ステップ2:壁紙のカット
壁紙を正確にカットすることが、きれいな仕上がりの第一歩です。焦らず丁寧に測定とカットを行いましょう。
まず、壁の高さを正確に測定します。床から天井までの高さを3箇所以上測り、最も長い寸法に10cm(上下各5cm)を足した長さでカットします。古い建物では床や天井が水平でないこともあるため、複数箇所の測定が重要です。
壁紙を広げられるスペース(床にブルーシートを敷く)を確保し、メジャーで測った長さに印をつけます。金属製定規を当て、カッターナイフで一気に引き切るのがコツです。途中で止めると切り口がガタガタになるため、刃を新品に交換してから一気にカットしましょう。
柄物壁紙の場合、1枚目をカットしたら、2枚目以降は柄を合わせながらカットします。リピートを考慮し、柄がきちんとつながる位置でカットしてください。無地壁紙なら柄合わせ不要なので、初心者には無地がおすすめです。
ステップ3:壁紙を貼る
いよいよ壁紙を壁に貼っていきます。最初の1枚を真っ直ぐ貼ることが、全体の仕上がりを左右します。
まず、貼り始めの位置に垂直な基準線を引きます。水平器(またはスマホアプリ)を使って、壁の端から壁紙幅分の位置に鉛筆で薄く線を引きます。この線が、1枚目を真っ直ぐ貼るためのガイドラインになります。
生のり付き壁紙の場合、裏面のフィルムを剥がします。上部から30cm程度剥がし、天井側から貼り始めるのが基本です。壁の上端に合わせて壁紙を当て、中心から外側に向かってスムーサーで空気を押し出しながら密着させます。
ポイントは以下の通りです:
- 一度に全部のフィルムを剥がさず、少しずつ剥がしながら下に向かって貼る
- スムーサーは中央から斜め下外側に向かって動かし、空気を端に追い出す
- シワができたら、すぐに剥がして貼り直す(生のり付きは10分以内なら貼り直し可能)
- 基準線からずれないよう、常に確認しながら進める
2枚目以降は、1枚目の端にぴったりと突き合わせて貼ります。わずかに重ねて貼り、後で重なり部分をカットする「ジョイントカット」という方法もありますが、初心者は突き合わせ方式の方が簡単です。柄物の場合は、柄がずれないよう慎重に位置合わせを行いましょう。
ステップ4:仕上げ処理
壁紙を貼り終えたら、最後の仕上げ処理を行います。この工程の丁寧さが、プロ並みの仕上がりを実現します。
まず、天井と床の際の余分な壁紙をカットします。地ベラを壁の角に沿って当て、カッターナイフで余分をカットします。この時、カッターの刃は地ベラに沿わせて動かし、壁を傷つけないよう注意します。角の部分は特に慎重に、少しずつカットしましょう。
次に、圧着ローラーで全体を再度圧着します。特に継ぎ目部分・端部分・角部分は念入りにローラーをかけ、浮きがないか確認します。ジョイントローラーがあれば、継ぎ目部分を集中的に圧着すると、継ぎ目が目立ちにくくなります。
はみ出したのりは、濡らして硬く絞ったスポンジで丁寧に拭き取ります。のりが残っていると、乾いた後に変色やカビの原因になります。特に天井際・床際・継ぎ目周辺は念入りに拭きましょう。
最後に、全体を確認します。気泡が残っている場合は、カッターの先端で小さく穴を開け、スムーサーで空気を押し出します。シワがある場合は、範囲が小さければそのまま、大きければ貼り直しを検討します。生のり付き壁紙は15〜30分程度なら貼り直しが可能です。
初心者が失敗しないコツ
壁紙DIYでよくある失敗を避けるためのコツをまとめました。これらを意識するだけで、仕上がりが格段に向上します。
気泡・シワを防ぐ方法
気泡やシワは、壁紙DIYで最も多いトラブルです。貼る時の力加減と空気の抜き方がポイントになります。
まず、壁紙を貼る際は中央から外側に向かって空気を押し出すことが基本です。スムーサーを使う場合、中央に置いてから斜め下外側に向かって力を入れて動かします。上から下に向かって「ハの字」を描くように動かすイメージです。
気泡が入ってしまった場合の対処法:
- 小さな気泡(1cm以下):カッターの先端で小さく穴を開け、スムーサーで空気を押し出す
- 大きな気泡(1cm以上):一度壁紙を剥がし、再度貼り直す(生のり付きは30分以内なら可能)
- 乾燥後の気泡:注射器で少量の水を注入し、圧着ローラーで押さえる方法もあります
シワを防ぐには、壁紙を引っ張りすぎないことが重要です。無理に引っ張ると、乾燥後に収縮してシワや剥がれの原因になります。自然に壁に沿わせるように貼り、スムーサーで優しく密着させる感覚を身につけましょう。
柄合わせのコツ
柄物壁紙を美しく仕上げるには、柄の継ぎ目を目立たせないことが重要です。DIY業界では「柄合わせができればプロレベル」と言われるほど、重要なテクニックです。
まず、壁紙のリピート(柄の繰り返し長さ)を確認します。商品ページや壁紙本体に「リピート32cm」などと記載されています。この数字は、柄が何センチごとに繰り返されるかを示しており、カット時の目安になります。
柄合わせの手順:
- 1枚目を貼った後、2枚目の壁紙を広げて柄の位置を確認
- 1枚目の柄に合うように2枚目の位置を決定
- 上下に少し動かしながら、柄がぴったり合う位置を探す
- 位置が決まったら、上端に印をつけてカット
- 貼る際も柄を確認しながら、ずれないよう慎重に位置決め
明るい照明下で作業することも重要です。暗い部屋では柄のズレに気づきにくく、後から目立つことがあります。また、継ぎ目部分は特に丁寧にジョイントローラーで圧着し、段差を最小限に抑えましょう。
角や端の処理方法
部屋の角や窓枠・ドア枠周辺など、複雑な形状への対応が初心者の最大の難関です。ここでは、角や端をきれいに仕上げるテクニックをご紹介します。
内角(部屋の隅の凹んだ部分)の処理方法:
- 壁紙を角まで貼り、角に沿って地ベラで軽く折り目をつける
- 角から2〜3cm外側でカッターナイフで切り込みを入れる
- 隣の壁面に壁紙を折り込み、スムーサーで密着させる
- 余分な部分を地ベラとカッターで丁寧にカット
外角(柱など出っ張った部分)の処理方法:
- 角から5cm程度手前まで壁紙を貼る
- 角の上下に切り込みを入れ、壁紙を角に沿わせる
- 角を回り込むように壁紙を貼り、スムーサーで圧着
- 余分な部分をカット(角は特に丁寧に)
窓枠やドア枠周辺は、斜めに切り込みを入れるのがポイントです。枠の角に向かって斜めに切り込みを入れることで、壁紙が枠に沿いやすくなります。切りすぎに注意し、少しずつカットしながら調整しましょう。
注意点・よくある失敗
DIY初心者が陥りやすい失敗パターンと、その対策方法をまとめました。事前に知っておくことで、トラブルを未然に防げます。
のりの乾燥時間を守る
生のり付き壁紙の場合、のりの乾燥時間が仕上がりに大きく影響します。急ぎすぎると剥がれや浮きの原因になるため、適切な時間配分が重要です。
一般的な生のり付き壁紙は、開封後20〜30分以内に貼る必要があります。のりが乾き始めると粘着力が低下し、気泡やシワが入りやすくなります。一方で、貼った直後に触りすぎると、のりが伸びてしまい、乾燥後に収縮する原因になります。
推奨される作業の流れ:
- 1枚ずつフィルムを剥がして貼る(一度に複数枚剥がさない)
- 貼った直後は触らず、15分程度放置してから仕上げの圧着を行う
- 完全乾燥まで24〜48時間かかるため、その間は家具を壁に密着させない
- 乾燥中は窓を開けて換気し、湿気を逃がす
「早く終わらせたい」と焦って次々に貼るのは禁物です。1枚貼るごとに丁寧に圧着し、気泡やシワを確認してから次に進みましょう。のりが乾く前なら貼り直しが可能ですが、乾燥後は困難です。
壁紙の伸縮性を考慮
壁紙には、水分を含むと伸びる性質があります。生のり付き壁紙は特にこの傾向が強く、貼る時に引っ張りすぎると、乾燥後に縮んで継ぎ目が開いたり、端が浮いたりします。
伸縮を考慮した貼り方のポイント:
- 壁紙を引っ張らず、自然に壁に沿わせるように貼る
- 継ぎ目は「突き合わせ」ではなく、わずかに重ねて貼る(1mm程度)
- スムーサーで圧着する際も、強く引っ張らず優しく押さえる
- 角や端は特に注意し、無理に引っ張らない
DIY業界の調査によると、「貼った直後はきれいだったのに、翌日継ぎ目が開いていた」というトラブルの約7割が、引っ張りすぎによる伸縮が原因とされています。特に薄手のシール式壁紙は伸びやすいため、より慎重な作業が求められます。
賃貸でやってはいけないこと
賃貸住宅での壁紙DIYでは、原状回復が不可能な施工を避けることが最優先です。以下の行為は絶対にやってはいけません。
【絶対NG行為】
- 元の壁紙を剥がす:賃貸物件の壁紙は大家さんの所有物。無断で剥がすと修繕費を請求される
- 強力な接着剤を使う:剥がす際に壁自体を傷つけ、原状回復費用が高額になる
- 壁に穴を開ける:画鋲程度の小さな穴は許容される場合が多いが、ネジやアンカーは原状回復不可
- 防水加工のない壁紙を水回りに使う:カビやシミの原因となり、修繕費を請求される
安全な施工方法としては、以下が推奨されます:
- マスキングテープ+両面テープ工法を使う
- 専用の貼ってはがせる壁紙を選ぶ
- 必ず目立たない場所で試し貼りをしてから全面施工
- 契約書の「原状回復条項」を確認し、可能なら管理会社に相談
退去時のトラブルを避けるため、施工前の壁の状態を写真で記録しておくことも重要です。万が一トラブルになった際、「元からあった傷」と「DIYで付けた傷」を区別するための証拠になります。
費用目安・材料費の相場
壁紙DIYにかかる費用を具体的にシミュレーションし、業者依頼との比較も行います。コストパフォーマンスの面から、DIYのメリットを確認しましょう。
道具一式の費用
初めて壁紙DIYに挑戦する場合の初期投資額をまとめました。道具は一度揃えれば繰り返し使えるため、長期的には非常に経済的です。
【最低限の道具セット】
| 道具 | 価格 | 購入場所 |
|---|---|---|
| カッターナイフ+替刃 | 500円 | 100円ショップ・ホームセンター |
| 金属製定規(1m) | 800円 | ホームセンター |
| メジャー | 300円 | 100円ショップ |
| 地ベラ | 300円 | ホームセンター |
| スポンジ・バケツ | 200円 | 100円ショップ |
| スムーサー | 400円 | 100円ショップ・ホームセンター |
| 合計 | 2,500円 | – |
【推奨の道具セット(あると便利なものを含む)】
- 上記基本セット:2,500円
- 圧着ローラー:800円
- ジョイントローラー:600円
- 水平器:1,000円
- 合計:約4,900円
100円ショップを活用すれば、さらにコストを抑えることができます。ダイソーやセリアでは、カッター・定規・スポンジ・バケツなどが100〜200円で購入できるため、1,500円程度で最低限の道具が揃います。ただし、金属製定規だけはしっかりしたものを選ぶことをおすすめします。
壁紙の価格相場
壁紙本体の価格は、種類・品質・デザインによって大きく異なります。初心者向けの生のり付き壁紙の相場を中心にご紹介します。
【生のり付き壁紙の価格相場(1㎡あたり)】
| グレード | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| エコノミー | 300〜500円/㎡ | 無地・シンプルな柄、初心者向け |
| スタンダード | 500〜800円/㎡ | デザイン性あり、種類豊富 |
| プレミアム | 800〜1,500円/㎡ | 輸入壁紙・特殊加工、上級者向け |
例えば、6畳(約25㎡)の壁を張り替える場合:
- エコノミー:300円×25㎡=7,500円
- スタンダード:600円×25㎡=15,000円
- プレミアム:1,000円×25㎡=25,000円
賃貸向けシール式壁紙の場合、やや割高になります:
- 1㎡あたり600〜1,000円程度
- 6畳分で15,000〜25,000円程度
壁紙屋本舗やDIYショップでは、初心者向けのお得なセット商品も販売されています。「壁紙+道具セット」で5,000円程度から購入できるため、初めての方はセット商品から始めるのもおすすめです。
業者依頼との比較
プロの業者に壁紙張り替えを依頼した場合と、DIYで行った場合のコストを比較してみましょう。
【業者依頼の場合(6畳の壁)】
- 材料費:10,000〜15,000円
- 施工費:20,000〜40,000円
- 諸経費:5,000〜10,000円
- 合計:35,000〜65,000円
【DIYの場合(6畳の壁)】
- 道具代(初回のみ):2,500〜5,000円
- 壁紙代:7,500〜25,000円
- 合計:10,000〜30,000円
コスト削減効果:25,000〜35,000円(約50〜70%削減)
DIYのメリットは、金銭的なコスト削減だけではありません:
- 自分好みのデザインを自由に選べる
- 作業の達成感・満足感が得られる
- DIYスキルが身につく(次回以降はさらに効率的に)
- 好きなタイミングで作業できる(業者の予約待ち不要)
一方、業者依頼のメリットもあります:
- 仕上がりの品質が保証される
- 時間と労力を節約できる(6畳なら2〜3時間で完了)
- 失敗のリスクがない
- アフターフォローがある(不具合があれば無償修正)
初めて挑戦する方は、まず小さな面積(トイレや洗面所の一部など)でDIYを試してみて、自信がついたら広い範囲に挑戦するのがおすすめです。どうしても不安な場合は、一部だけ業者に依頼し、残りを自分で行うという折衷案もあります。
まとめ
この記事では、壁紙を自分で貼る方法について、初心者でも失敗しないコツと必要な道具を詳しく解説しました。重要なポイントを3つにまとめます:
- 準備が成功の鍵:壁の下準備を丁寧に行い、適切な道具を揃えることで、失敗のリスクを大幅に減らせます。生のり付き壁紙から始め、小さな面積で練習してから広い範囲に挑戦しましょう。
- 焦らず丁寧に作業する:壁紙を引っ張りすぎず、中央から外側に向かって空気を押し出しながら貼ることで、気泡やシワを防げます。のりの乾燥時間を守り、仕上げの圧着まで手を抜かないことが重要です。
- 賃貸では原状回復を最優先:賃貸住宅では、マスキングテープ+両面テープ工法や貼ってはがせる専用壁紙を使い、必ず目立たない場所で試し貼りをしてから全面施工しましょう。契約書の確認と事前相談も忘れずに。
壁紙DIYは、適切な準備と正しい手順を守れば、初心者でも十分に挑戦できる作業です。業者依頼に比べて50〜70%のコストを削減できるだけでなく、自分好みの空間を作る達成感も得られます。
次のステップとしては、まず道具を揃え、実際に貼りたい壁のサイズを測定してみましょう。不安な方は、トイレや洗面所などの小さな空間から始めるのがおすすめです。安全に作業を進め、どうしても不安な箇所はプロに相談することも検討してください。あなたの壁紙DIYが成功することを願っています!

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